ソロキャンプ、あなたも試してみましたか？自然の中でのんびりと過ごす時間、そして焚き火で作る食事は何よりも贅沢な時間です。今回はそんなキャンプ飯を、さらに美味しく、楽しくするうま味を深める魔法の粉「椎茸粉」についてご紹介します。

椎茸粉の魔法とは？

椎茸粉、聞き慣れない方もいるかもしれません。これは、干し椎茸を粉末にしたもので、料理に使うと驚くほどのうま味を引き出してくれます。例えば、塩胡椒と椎茸粉をお肉にすりこみ、30分置いてから焼くと、その美味しさに驚くはずです。外国牛が和牛のような味わいに、ブロイラーが銘柄鶏の風味に変わるのです。しかも、椎茸の味は感じられないので、どんなお肉にも使いやすいです。

それだけでなく、いつもの料理に少量の椎茸粉を加えるだけで、肉魚野菜それぞれの個性的な自然の優しいうま味が濃くなります。さらに驚くことに、椎茸粉を使うと、うま味と同時に塩味も強く感じられるようになるため、下ごしらえの段階で使うことで、自然と減塩が可能になるのです。

椎茸粉と他のうま味調味料の違い

一般のうま味調味料は、工場で作られた単純で平板なうま味を食品に加えてしまいます。これが原因で、さまざまな料理が同じうま味になってしまうことがあります。しかし、椎茸粉は異なります。椎茸粉は、食材の自然なうま味をそれぞれ上品に深めることができます。

椎茸粉の秘密は、「グアニル酸」にあります。グアニル酸は、味を足さずに、我々の舌のうま味受容体に働きかけ、他の素材それぞれのうま味を強く長く感じさせます

椎茸粉で醸し出す食材のハーモニー

グアニル酸の働きによって、肉、魚、野菜の本来のうま味の個性がそれぞれ際立ち、見事な味のハーモニーを作り出します。これが椎茸粉の魔法なのです。自然のうま味の底力を引き出し、深める椎茸粉は、まさに「うま味を深める魔法の粉」と言えます。

キャンプ飯と椎茸粉の相性

そして、この椎茸粉、大自然の中でのキャンプ飯に最適です。特にソロキャンプでは、持ち運びが容易で、シンプルながらも様々な料理を美味しく引き立ててくれるこの椎茸粉は、まさに必須アイテムと言えるでしょう。

焚き火で料理すると、どうしてもシンプルな調理法になりがちです。しかし、そのシンプルさが逆に美味しさを引き立てるもの。そしてその美味しさを更に引き立ててくれるのが、椎茸粉なのです。

マンガ「ふたりソロキャンプ」から学ぶ

マンガ「ふたりソロキャンプ」の9巻第53話には、分厚いお肉を焼いただけのレシピが登場します。ここで紹介されているのは、肉を焼いた後にすぐ切らないで、一旦アルミホイルに巻いて焼いた時間と同じだけの長さの時間お肉を休ませるという方法。これをすることで、切った時に肉汁が外に流れ出ないので、しっとりジューシーでうま味たっぷりステーキが完成します。

まずはお肉に塩胡椒と椎茸粉をすりこみ30分置いてから焼きます。そして焼いたら切る前にお肉を保温して休ませます。椎茸粉がお肉本来のうま味を濃厚にしてくれているので、うま味の余韻が後味として感じられます。また味変で、パスタ用のトマトソースをかけると、更なる美味しさを堪能することができます。

最後に

以上、キャンプ飯を更に楽しむための椎茸粉の魔法についてご紹介しました。自然の中で過ごす時間、その中で食べる食事は、一段と豊かな味わいを持ちます。その特別な時間を、さらに特別なものにしてくれるのが椎茸粉です。シンプルながら深い味わいを引き立て、各食材のうま味を最大限に引き出すこの「うま味を深める魔法の粉」を、ぜひ次のキャンプで試してみてください。

椎茸粉を手に入れると、いつもの料理が一変し、驚くほど美味しくなります。そして、その美味しさは自然に溶け込み、食材本来の味わいを上品に引き立てます。焚き火で焼いた肉、炊きたてのごはん、シンプルな野菜炒め。これら全てが、椎茸粉の魔法によって新たな味わいへと生まれ変わります。

もちろん、椎茸粉を使うことで、キャンプ飯だけでなく、日常の食事も一層美味しくなります。料理に深みを与え、食材それぞれの個性を活かすこの「うま味を深める魔法の粉」。あなたの食生活に新たな風を吹き込むでしょう。

それでは、次回のキャンプで「椎茸粉」の魔法を体験し、美味しい食事と素晴らしい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？それぞれの食材が奏でるハーモニーを、全身で感じてみてください。きっと、新たな発見と驚きがあなたを待っているはずです。

これからのキャンプが、さらに楽しく、美味しくなることを願っています。

九州産本格椎茸粉は不純物ゼロ

九州産本格椎茸粉は粉砕する前に一枚一枚丁寧にブラッシングしてホコリを落とし、軸の先端の硬い部分を切り落とし、最後に割ってみて中に虫穴などがないことを確認して不純物をゼロにしています。世界で唯一、原木露地栽培でKosher 認証を受けています。Kosher は他の食材の混入を一切認めていないので米国ではアレルゲンフリーの証明と見なされています。椎茸の場合は虫の卵の混入も認められていません。この他社が真似しない面倒な作業を、我々は近隣の障がい者支援施設にお願いしています。椎茸粉の出荷が増えることで、健常者と同じ賃金で働ける施設が６ヶ所に増えて笑顔が広がっています。

森林を再生する椎茸粉

椎茸の原木栽培は、森林をサステナビリティ(持続)からリジェネレーション(再生)へ導きます。クヌギの木を伐採すると、森のその部分に日光が差し込むようになり、クヌギの切り株からは新芽が出て、下草や新しい樹木が生い茂るようになります。こうして山の保水能力や土砂流出防止機能が高くなります。また若い成長盛りの樹木は老木よりも多くの二酸化炭素を吸収します。椎茸栽培により、植林しなくても約15年のサイクルで山が蘇ります。

農水省サステナアワードを2年連続で受賞しました。