椎茸はほぼ1年を通して収穫されますが、最盛期は春・秋で、年間収穫量の約7割が春に収穫されます。
春子(はるこ) | 2月~ 4月頃採れる椎茸。重厚な味と香り。どんこ・香信・バレ葉の各グレードがバランスよく取れる。年間収穫量の7割がこの時期に採れる。 |
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藤子(ふじこ) | 藤の花が咲くころに採れる。品質は悪く、虫の混入が多い。 |
秋子(あきこ) | 薄葉で華やかな香り。高温期のため成長が早く、中葉以上のバレ葉が多い。どんこはほとんど採れない。 |
寒子(かんこ) | 「石どんこ」とも呼ばれ、極限まで身の詰まった、うま味が濃厚で歯ごたえがある椎茸。収穫量が少ないため通常流通しない。 |
「どんこ」は、ふちがしっかり巻いた、肉厚で歯ごたえのある椎茸です。お肉でいえばステーキにあたります。晩冬から早春の間の気温の低い時期にじっくりと成長してできた椎茸です。うま味成分のグアニル酸を豊富に含み、風味も濃厚です。
形を活かした煮物などに向いています。
「香信<こうしん>」は、薄く平らで形がよく、美味しさと使いやすさのバランスが取れた椎茸です。形を活かしたお料理にも、刻んで使うお料理にもお使いいただけます。
「石どんこ」とも呼ばれ、極限まで身の詰まった、生産者が最も好んで食べる椎茸です。ぷりぷりとしたかんこ独特の歯ざわりは、まるであわびを食べているようです。
葉が開ききったもの。早く戻せて安価なので、いつものお料理にたっぷりお使いいただけます。刻んで使うお料理に向いています。