未開封...湿度の低い冷暗所で保存してください。
開封後...密閉容器に移し替えてください。
時々天日干ししてみましょう。
未開封の干ししいたけは常温保存できますので湿度の低い冷暗所で保存してください。ただし、未開封であっても高温多湿の中では吸湿しやすいのでご注意ください。保管場所としては、流しの下よりも戸棚の上部をお勧めします。
封を切った干ししいたけは吸湿しないようにご注意ください。乾燥剤を封入して袋のクチを固く縛って冷暗所に置くか、密閉容器に移し替えることをお勧めします。冷蔵庫で保存すると万全です。 干ししいたけが吸湿すると赤褐色に変色し嫌なにおいがすることがあります。
ポリ袋の無かった昔は、乾物は時々取り出して天日干しする必要がありました。産地では旨みと香りを引き出すために高温で乾燥しますが、流通過程やご家庭ではときどき天日干しを行って乾燥度合いを維持していました。もし、ご家庭に少々湿気を帯びた乾しいたけがあったら是非天日干ししてみてください。2~3時間もお日様に当てれば充分です。これだけでばっちりビタミンDが増えます。もちろんカラカラに乾燥した乾しいたけもいっしょに天日に当ててあげてください。天日干しした後は充分冷ましてから袋に入れて下さい。天日干し直後の熱を帯びた状態でポリ袋等に入れると袋の中で結露します。
天日に当てた椎茸は天日に当てることによって椎茸に含まれるエルゴステロールが変質してビタミンDになります。このビタミンDはカルシウムを骨に吸着させる働きがあります。大量にカルシウムを摂取しても大部分は対外に排泄されてしまいますので、ビタミンDとカルシウムはペアで摂取した方が良いでしょう。お店で買ってきた普通の干ししいたけを、水戻しの前にちょっと2~3時間だけでもお日様にあててみてください。これだけで充分な量のビタミンDが生成されます。この天日干し椎茸のビタミンDは、酸素と結合して元のエルゴステロールに戻っていきます。普通のポリ袋では約1ヶ月で半減するといわれております。安い普通の干ししいたけをその都度、ご自身で天日に当てるのが一番賢いやり方ではないでしょうか。
椎茸を天日に当てると傘の裏のひだの部分(オサと呼んでいます)が白っぽくなります。これはお店で乾しいたけを買ってきてご自宅で天日干しされても同じです。つまり、お店で天日干しとか天日乾燥と書いて売られてる干ししいたけも、オサが白っぽいかどうかで本物の天日干しかどうか見分けることができるのです。
干ししいたけを煮物にしてから冷凍ストックしておくと、必要な時に必要な分が使えて便利です。その都度戻す手間がありません。
材料(4人分)
干ししいたけ(どんこ小葉) | 10~12枚 |
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戻し汁 | 1カップ |
めんつゆ(濃縮2倍) | 1/3カップ |
砂糖 | 大さじ2 |